
法人口座への不正送金、
前年同期の120倍に急増——
あなたの口座も標的になっている
「うちは中小企業だから大丈夫」は大間違い。副業・個人事業主の口座も標的。ネットバンキング詐欺が2025年に過去最悪ペースで急増中。実際の手口と今すぐできる完全防衛策を解説。
不正送金被害額
(過去最悪ペース)
前年同期比
(2025年Q1)
不正送金件数
(個人・法人計)
📋 目次
ネットバンキング不正送金詐欺とは?
「ネットバンキング不正送金詐欺」とは、フィッシングメール・偽サイト・ボイスフィッシング・マルウェアなどを使って被害者のネットバンキングのID・パスワードを盗み取り、本人になりすまして不正送金を行うサイバー犯罪です。
① 被害者は気づかない——正規の銀行システムを経由するため、攻撃時点では「通常の取引」として処理される
② 被害発覚が遅い——残高確認やメール通知で気づくまでに数時間〜数日かかるケースも
③ 補償が難しい——「本人が正規のパスワードを使ってログインした」と見なされるため、金融機関の補償が適用されないケースがある
2025年最新データ:被害が過去最悪ペースに
不正送金被害額
(過去最悪ペース・警察庁)
前年同期比増加率
(2025年Q1)
不正送金件数
(個人・法人計)
法人口座のみの被害額
(前年同期:1,300万円)
(当時の過去最高)
※2025年はこれを超えるペース
地方銀行に集中
(警察庁・金融庁分析)
「法人だから自分には関係ない」は最も危険な思い込み。
なぜ法人口座が狙われるのか?
実際の手口:犯行7ステップを完全解剖
以下は2025年に多発している法人口座への不正送金「ボイスフィッシング型」の典型的なフローです。
「口座情報の更新手続きが必要」との自動音声電話に担当者が誘導され、偽サイトでログイン情報を入力。インターネットバンキングのIDが盗まれ法人口座から約1億円が不正送金された。
2025年1〜3月の法人口座からのインターネットバンキング不正送金被害が16億円余りに達し、前年同期(1,300万円)の120倍に急膨張。うち約13億円がボイスフィッシング経由と警察庁が発表。
金融庁が「法人口座及びインターネットバンキングの利用を含む預貯金口座の不正利用等防止に向けた対策の一層の強化について」を公表。地方銀行を中心に対策強化を要請。
2025年1〜6月のネットバンキング不正送金被害が42.2億円に上り、上半期ベースで過去最悪を更新。2023年の年間被害額87.3億円を年換算で超えるペースで推移している。
主な攻撃手法4パターン
「自分には関係ない」が最も危険な理由
「法人口座の話だから自分には無関係」と思っていませんか?実は副業・フリーランス・個人事業主として活動するすべての人が「法人と同様のリスク」にさらされています。
個人でも「法人並みのリスク」がある理由
- メール・SMSのリンクから銀行にログイン
- 複数の人と銀行IDを共有している
- 自宅Wi-Fiや公共Wi-Fiで送金操作
- ワンタイムパスワードを電話で伝える
- パスワードを使い回している
- 多要素認証(2段階認証)を設定していない
- ブックマークか公式アプリからのみログイン
- ネットバンキング用のIDは絶対に共有しない
- 送金操作は自宅の有線LAN・安全なWi-Fiのみ
- ワンタイムパスワードは誰にも伝えない
- ネットバンキング専用の強力なパスワードを設定
- 多要素認証を必ず有効化する
詐欺グループは法人・個人の区別なく、大量の電話番号・メールアドレスに一斉送信します。「副業口座なのに銀行のSMSが届いた」「個人事業主なのに法人向けのメールが来た」という事例が多数報告されています。重要なのは口座の「種類」ではなく、あなたの「セキュリティ意識の高さ」です。
スマホ・通信環境のセキュリティを強化
ネットバンキング詐欺の入口の多くはスマートフォンへのSMS・メールです。また在宅勤務でのWi-Fi環境のセキュリティも重要な防衛ポイントになっています。
今すぐできる7つの完全防衛策
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ネットバンキングは必ず「ブックマーク」か「公式アプリ」からアクセスメールやSMSのリンクは絶対に使わない。フィッシングサイトはURLが1文字違いで本物そっくりに作られています。アドレスバーのURLを毎回確認する習慣をつけましょう。
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「多要素認証(2段階認証)」を必ず有効化するID・パスワードが盗まれても、スマホへのSMS認証やワンタイムパスワードがあれば不正ログインを防げます。未設定の場合は今すぐ銀行の設定画面から有効化してください。
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「電話・メールでパスワードを確認する」銀行は存在しない——即拒否するどんな状況でも、銀行の担当者がネットバンキングのID・パスワード・ワンタイムパスワードを電話で聞くことは絶対にありません。求められたら詐欺確定です。
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送金限度額を「必要最小限」に設定する日常の取引に不要な高額の送金限度額は引き下げておきましょう。万一ログイン情報が盗まれても、送金限度額が低ければ被害額を最小化できます。
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「入出金通知メール」を有効化し毎日確認する不正送金が発生した際、入出金通知メールがあれば即座に気づけます。被害を最小化するために最も有効な対策の一つ。多くの銀行で無料で設定できます。
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使用するPCは専用化し、セキュリティソフトを導入する法人・個人事業主の場合、ネットバンキング専用のPCを用意することが理想。メール閲覧・Web閲覧用のPCとは分けることで、マルウェア感染リスクを大幅に低減できます。
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社内・家族での「情報セキュリティ研修」を定期実施するフィッシングメールを見分ける訓練、パスワード管理のルール設定、不審な電話への対応方法を社員・家族全員で共有しましょう。人間の「知識」が最強のセキュリティです。
正しい資産防衛を学ぼう
ネットバンキング詐欺で資産を失わないためには、「デジタルセキュリティ」と「資産の分散・適切な運用」の両方が大切です。すべての資産を一つの口座に集中させることは、被害が発生した際の損害を最大化する原因にもなります。
被害に遭ったら:緊急対応の手順
不正送金に気づいたら1分でも早い行動が資金の一部を回収できる可能性を高めます。
銀行の緊急連絡先へ
パスワード全変更
証拠を保存・警察へ
📞 緊急連絡先一覧
緊急ダイヤル
または銀行公式サイトへ
サイバー犯罪相談
被害回復相談
金融サービス利用者相談室
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